(2001年3月15日 第9次全国人民代表大会 第4次会議批准)
目録
序 言
第1編 指導方針と目標
第1章 国民経済と社会発展の指導方針
第2章 国民経済と社会発展の主な目標
第2編 経済構造
第3章 農業の基礎的地位を強化し、農村経済の全面的発展を促進する
第4章 工業構造を良くし、国際競争力を強める
第5章 サービス業を発展させ、供給の能力とレベルをアップする
第6章 情報産業の発展を急ぎ、大いに情報化を推進する
第7章 インフラ建設を強化し、配置と構造を改善する
第8章 西部大開発戦略を実施し、地域間の強調的発展を促進する
第9章 城鎮(地方都市)化戦略を実施し、都市と農村の同時発展を促進する
第3編 科学技術・教育と人材
第10章 科学技術の進歩と革新を推進し、持続発展能力を上げる
第11章 教育の発展を急ぎ、全国民の質を高める
第12章 人材戦略を実施し、人材の層を厚くする
第4編 人口・資源と環境
第13章 人口の増加を抑制し、出生人口の質を高める
第14章 資源を節約・保護し、永続的利用を実現する
第15章 生態建設を強化し、環境の保護・整備を行う
第5編 改革開放
第16章 改革を進め、社会主義市場経済体制を完全なものにする
第17章 対外開放を拡大し、開放型経済を発展させる
第6編 人民生活
第18章 就職拡大を積極的に行い、社会保障制度を健全化する
第19章 国民収入を増加させ、人々の生活水準を高める
第7編 精神文明
第20章 思想道徳建設を強化し、共通の理想と精神的柱を作る 第21章 社会主義文化を繁栄させ、文化生活の質を高める
第8編 民主法制
第22章 民主政治の建設を強化し、社会主義民主を発展させる
第23章 法に基づき国を治め、社会主義法治国家を建設する
第9編 国防建設
第24章 国防建設を強化し、国家の安全を保障する
第10編 計画実施
第25章 マクロコントロールを改善し、経済の安定的成長を保つ
第26章 実施メカニズムを革新し、計画目標の実現を保障する
第2章 国民経済と社会発展の主な目標
「十五」期間中の国民経済と社会発展の主な目標は次のとおり。国民経済の比較的速い発展速度を保ち、経済構造の戦略的調整において明確な成果を上げ、経済成長の質と効率を著しく高めること、2010年に国内総生産を2000年の倍とするために基礎を固めること。国有企業の現代的企業制度の確立を大きく進展させ、社会保障制度を比較的健全化し、社会主義市場経済体制を完全なものにするため実質的な歩みを踏み出し、国際経済協力と国際競争においてもっと広い範囲でもっと深く参与すること。就職ルートを開拓し、都市と農村の国民収入を引き続き増加させ、物質文化生活をより大きく改善し、生態建設と環境保護を強化すること。科学技術・教育の発展を急ぎ、国民の質をさらに高め、精神文明建設と民主法制建設において明確な進展を得ること。
持続可能な発展の主な期待される目標は次のとおり。人口の自然増加率を9‰以内に抑え、2005年の全国総人口を13.3億人以内に抑えること。生態系の悪化の勢いを抑え、森林被覆率を18.2%に高め、都市の緑化被覆率を35%に高めること。都市と農村の環境の質を改善し、汚染物質の排出総量を2000年より10%減少させること。資源の節約と保護において明確な成果を上げること。
第4編 人口・資源と環境
第14章 資源を節約・保護し、永続的利用を実現する
資源の開発と節約の両立を堅持し、節約を優先する。法に基づき資源保護・資源利用の合理化をし、資源利用率を高め、永続利用を実現する。
第1節 水資源の持続可能な利用を重視する
水源の開発と流出の節約を両立を堅持し、節水を特別に重視する。水利用の効率化を核とし、全面的に各種の節水技術・節水措置を推進し、節水が他産業を発展させ、節水型社会を打ち立てる。都市建設と工業・農業の配置分布において充分に水資源の受容能力を考慮する。農業における節水を強化し、灌漑用水の損失を減らし、2005年の灌漑用水の有効利用係数を0.45に達するようにする。水資源の分布に基づいて工業の配置を調整し、企業の節水技術改造を急ぎ、2005年の工業用水のリサイクル利用率を60%に達するようにする。都市の節水事業を強化し、水を浪費する器具や設備を強制的になくしていき、節水器具・設備を普及させる。節水技術や設備の研究開発、節水設備の建設を強化する。計画と管理を強化し、河川の全流域の水資源の合理的分配をうまく行い、生活用水と生産用水、生態用水の強調を図る。河川源流の水源保護を強化する。人工的に雨を増やすことや汚水のリサイクル利用、海水の淡水化を積極的に展開する。地下水資源を合理的に利用し、くみ上げすぎを厳しくコントロールする。多くのルートを通じて水源開発を行い、いくつかの中心となる水源プロジェクト建設を行い、「十五」期間中に全国の供水能力を新たに400億立方メートル増やす。水の管理体制改革を強化し、水資源管理体制と水価格設定メカニズムを作る。広く節水にかかる宣伝教育を行い、全国民の節水意識を高める。
第2節 土地、森林、草原、海洋、鉱産物資源を保護する
耕地を守るという基本的国策を堅持し、土地利用の総合的計画を実施し、各種の建設用地を統一的に準備し、新設の建設用地の規模を合理的に抑える。都市と鉱工業用地の整備や再開墾を強化する。工業区、都市密集区、専業化した農産品生産基地、生態保護区など異なる土地ニーズに基づき、土地利用構造を合理的に調整する。森林防火や病虫害防止、伐採管理を強化し、林業行政の法に基づく管理体系と施設を完全なものにする。草原の保護を強化し、乱伐・乱開発を禁止し、草地の放牧禁止期間や放牧禁止地域、輪牧制度を厳しく実施し、土地の受容能力を超えた過放牧を防止する。海洋資源の調査、開発、保護、管理を強化し、海洋利用技術の研究開発を強化し、海洋産業を発展させる。海域利用と管理を強化し、国の海洋権益を守る。鉱産物資源の探査を強化し、鉱業の秩序を厳しく整理し、重要な鉱産物資源に対して強制的な保護を実施する。鉱産物資源使用制度の改革を深め、鉱業権市場の規範化と発展を図る。資源の総合利用技術の研究開発を推進し、廃棄物や中古品の回収利用を強化し、廃棄物処理の産業化を急ぎ、廃棄物の資源としての利用を促進する。
第15章 生態建設を強化し、環境の保護・整備を行う
生態系の改善と環境保護を経済発展と人民の生活の質の向上のための重要な内容とし、生態建設を強化し、生態系の悪化を食い止め、環境保護と環境整備を強化し、都市と農村の環境の質を向上させる。
第1節 生態建設を強化
重点地区の生態環境建設総合整備プロジェクトや長江上流、黄河上中流、東北・内蒙古などでの天然林保護プロジェクト、耕地を林や草原に戻すプロジェクトを組織的に実施する。北京・天津地区の風砂源・水源を重点とする整備・保護、北京・天津地区の生態圏建設を強化する。過放牧地区の放牧削減、土地を囲んで草原育成、「三化」草原整備プロジェクトを実施する。小流域整備を急ぎ、表土流出を減らす。貴州省、広西チワン族自治区、雲南省カルスト地区の石漠化総合整備を推進する。鉱山の生態系回復と整備を急ぐ。「三北」、沿海、珠江などの防護林体系建設を継続し、速成で経済性の高い林や工業原料林の営造を急ぐ。「緑の通路」建設を急ぎ、植樹や草を植える、都市の緑化を大々的に展開する。自然保護区の建設を強化する。稀少・絶滅危惧生物資源と湿地資源を保護し、野生動物と生息地の保護・建設プロジェクト、生体機能の回復、生物多様性を実施する。「十五」期間に新たに2500万ヘクタールの表土流出整備を行い、1650万ヘクタールの「三化」草地整備を行う。
第2節 環境保護・環境整備
環境汚染総合整備を強化し、都市と農村、特に大中都市の環境の質を顕著に改善する。水汚染源整備をしっかりと行い、「3河」「3湖」水汚染整備の成果を堅いものにし、長江上流、山峡ダム地区、黄河中流、松花江流域の水汚染総合整備プロジェクトを開始する。都市汚水処理施設の建設を急ぎ、全ての都市に汚水処理施設を作り、2005年の都市汚水集中処理率を45%にする。近海の水質保護を強化し、赤潮の予防研究・抑制・整備を行い、渤海総合整備・管理をしっかり行う。大気汚染防止を強化し、「2つの規制地区」と重点都市大気汚染規制プロジェクトを実施し、2005年に「2つの規制地区」のSO2排出総量を2000年より20%削減する。ゴミの無害化、危険廃棄物の集中処理を推進する。クリーナープロダクションを推進し、重点産業の公害防止をしっかり行い、工業汚染源の規制と整備を行い、汚染がひどく人民の健康に危害を加える企業を法に基づき閉鎖する。騒音公害整備を強化する。農村の環境保護事業を積極的に展開し、化学肥料・農薬・農業用ビニール・基準超過の汚水灌漑が引き起こす化学汚染とその他の広域汚染を防止し、農村の飲料水水源を保護する。環境保護のキーとなる技術やプロセス、設備の研究開発を強化し、環境保護産業の発展を急ぐ。環境基準、環境法規の整備や、不合理な汚染物質排出基準の修正、環境モニタリング体系の健全化を図り、環境保護関連法の適用と監督を強化する。汚水とゴミの有料処理制度を全面的に推進する。全国民的環境保護教育を展開し、全国民の環境意識を向上させ、緑の消費方式を推進する。
各種災害を防止するセーフティーネット建設を強化し、災害予報・予防や災害状況モニタリング・緊急救援体系を作り、防災減災能力を向上させる。気象、地震、測量・製図等の事業を強化しサービス能力とレベルを向上させる。地球規模の環境と発展の事務に積極的に関与し、義務を履行し、地球気候変動の緩和に有効な政策措置を実施する。
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