水環境

状況

 2001年度に七大水系においてモニタリングを行った752ヶ所の重点断面中、Ⅰ~Ⅲ類水質が29.5%、Ⅳ類水質が17.7%、そしてⅤ類及びⅤ類以下の水質が52.8%を占めていた。その内、七大水系の主流における154ヶ所の国家規制断面においては、Ⅰ~Ⅲ類水質が50.6%、Ⅳ類水質が26.0%、そしてⅤ類及びⅤ類以下の水質が23.4%となっており、各水系における主流の水質は、支流よりも良いものとなっている。2001年度における七大水系の汚染は、酷い方から順に海河、遼河、淮河、黄河、松花江、長江そして珠江となっている。前年と比べて、その汚染程度の順番には変化が見られず、汚染程度も似通っている。

Ⅰ類   Ⅱ類   Ⅲ類   Ⅳ類   Ⅴ類   Ⅴ類以下

1.5%  18.0%  10.0%  17.7%  8.8%   44.0%

2001年度の七大水系における水質類別の割合

主要水系

 長江水系 142ヶ所の水質モニタリング断面の内、主流における42ヶ所の断面ではⅡ類水質が主となっており、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ類の割合はそれぞれに9.5%、81.0%、7.1%そして2.4%となっている。また主な一級支流(岷江、沱江、嘉陵江、烏江、漢江、湘江、資江、沅江、ホウ水及び贛江)における100ヶ所の断面では、Ⅰ~Ⅲ類の水質が68.0%を占めていた。長江水系における主な汚染項目は、油分、アンモニア性窒素そして過マンガン酸塩指数である。前の年と比べると、その水質は横ばいとなっている。

Ⅰ類   Ⅱ類   Ⅲ類   Ⅳ類   Ⅴ類   Ⅴ類以下

4.9%  58.4%  13.4%  8.5%   8.5%   6.3%

長江水系における水質類別の割合

 黄河水系 175ヶ所の水質モニタリング断面の内、主流における断面は29ヶ所である。2001年の黄河水系における汚染は、総体的にかなり深刻であり、Ⅴ類及びⅤ類以下の水質断面が62.9%を占めていた。黄河主流の水質は幾分良く、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ類及びⅤ類以下の水質の割合は、それぞれに13.8%、3.4%、44.8%、10.3%そして27.6%となっている。そしてその主な汚染項目は、溶存酸素、過マンガン酸塩指数、BOD、揮発性フェノールそして油分となっている。また黄河主流ではSS(浮遊物質)の濃度が非常に高く、最高で4,851㎎/㍑にも達している。前の年と比べると、水界の汚染程度は酷くなっている。

Ⅰ類   Ⅱ類   Ⅲ類   Ⅳ類   Ⅴ類   Ⅴ類以下

2.8%   6.3%  2.9%  25.1%   6.9%  56.0%

黄河水系における水質類別の割合

 珠江水系 28ヶ所の水質モニタリング断面中、Ⅱ~Ⅲ類水質の断面が78.6%を、そしてⅣ類水質の断面が14.3%、Ⅴ類以下の水質断面が7.1%を占めていた。そしてその主な汚染項目は、アンモニア性窒素とBODとなっている。

珠江水系広西自治区内の区間河川の水質は広東省内の区間河川よりも良いものとなっている。また前の年と比べると、その水質は横ばいとなっている。

Ⅱ類   Ⅲ類   Ⅳ類   Ⅴ類以下

60.7%  17.9%  14.3%   7.1%

珠江水系における水質類別の割合

 松花江水系 66ヶ所の水質モニタリング断面中、Ⅱ~Ⅲ類水質の断面が31.8%を占めていた。その内、嫩江はⅢ類水質要求に達しており、吉林省内の松花江主流ではⅢ~Ⅳ類水質が主に、また黒龍江省内の松花江主流ではⅣ類水質が主となっている。汚染の深刻な河川は伊通河と安肇新河で、主な汚染項目は、アンモニア性窒素、油分、過マンガン酸塩指数そしてBODとなっている。前の年と比べると、その水質は幾分低下している。

Ⅱ類   Ⅲ類   Ⅳ類   Ⅴ類   Ⅴ類以下

3.0%  28.8%  33.3%  18.2%   16.7%

松花江水系における水質類別の割合

 淮河水系 77ヶ所の水質モニタリング断面中、Ⅰ~Ⅳ類水質の断面が40.3%を、そしてⅤ類及びⅤ類以下の水質が59.7%を占めていた。2001年の水系においては、水量が豊富な時期の水質はあまり良くなかったが、渇水期と平常時の水質は相対的に良く、その主な汚染項目は過マンガン酸塩指数とアンモニア性窒素となっている。前の年に比べると、水量が大幅に減ったことから、水界汚染は一層深刻なものとなっている。

2001年度の淮河水系における水質類別の割合

単位:%

河川/類別の割合

Ⅴ以下

淮河主流

0.0

22.2

11.1

33.4

0.0

33.3

一級支流

0.0

14.3

9.5

28.6

9.5

38.1

二、三級支流

0.0

0.0

12.5

18.8

6.2

62.5

山東省内の諸河川

0.0

0.0

18.2

18.2

18.2

45.4

省の境界にある区間河川

0.0

8.0

16.0

4.0

8.0

64.0

年度総計

0.0

7.8

14.3

18.2

6.5

53.2

 淮河主流におけるⅡ~Ⅳ類水質の断面は66.7%を占め、一級支流でのⅡ~Ⅳ類水質の断面は52.4%を占めていた。二、三級支流や省と省との境にある区間河川、そして山東省内の河川では、Ⅴ類及びⅤ類以下の水質が主となっており、それぞれ31.3%、28.0%、そして36.4%の断面がⅡ~Ⅳ類の水質要求を満たしていた。

Ⅱ類   Ⅲ類   Ⅳ類   Ⅴ類   Ⅴ類以下

7.8%  14.3%  18.2%   6.5%  53.2%

淮河水系における水質類別の割合

 海河水系 167ヶ所の水質モニタリング断面中、Ⅱ、Ⅲ類の水質断面は14.4%、Ⅳ類水質は10.8%、Ⅴ類水質は7.8%、そしてⅤ類以下の水質断面は67.1%を占めていた。その主な汚染項目は、アンモニア性窒素、油分、過マンガン酸塩指数、そして揮発性フェノールとなっており、77.7%のⅤ類及びⅤ類以下の水質断面における一番の汚染物質は、アンモニア性窒素であった。前の年に比べて、その水質はほぼ横ばいとなっている。

31ヶ所の二つの省に跨っている断面中では、64.5%の断面水質がⅤ類或いはⅤ類以下となっており、山西省から河北省へと流れ込む所での水質は比較的良く、基本的にはその機能要求に達していた。北京、山東そして河南省から河北省に流れ込む所の水質はⅤ類以下、河北省から天津の淋河橋断面と密雲ダムの清水河墻子路断面に流れ込む所の水質はⅡ類、そしてまた北京から天津市内に流れ込む所での水質はⅤ類以下となっている。またその主な汚染項目は、アンモニア性窒素、油分、過マンガン酸塩、そして揮発性フェノールである。

海河水系には水源地となる11のダムがあり、黄壁庄ダムにおいてBODが基準を超えている他は、いずれもⅢ類水質要求を満たしているか又はそれよりも良いものとなっていた。

Ⅱ類   Ⅲ類   Ⅳ類   Ⅴ類   Ⅴ類以下

8.4%   6.0%  10.8%  7.8%   67.0%

海河水系における水質類別の割合

 遼河水系 97ヶ所の水質モニタリング断面中、鴨緑江水系の水質が比較的良い以外、その他の河川における水界汚染はいずれも非常に深刻で、Ⅴ類及びⅤ類以下の水質断面が70%以上を占めていた。またその主な汚染項目は、過マンガン酸塩指数、BODそしてアンモニア性窒素となっている。前の年に比べると、水量が大幅に減ったことで、水界汚染が一層深刻なものとなっている。

Ⅱ類   Ⅲ類   Ⅳ類   Ⅴ類   Ⅴ類以下

2.1%   6.2%  19.6%  12.4%  59.7%

遼河水系における水質類別の割合

 浙江・福建一帯の河川 汚染は比較的軽く、その水質がⅠ類に達している断面は17.6%、Ⅱ類は41.2%、Ⅳ類は35.3%、そしてⅤ類が6.0%を占め、Ⅴ類以下の水質の所は無かった。またその主な汚染項目は、油分とアンモニア性窒素となっている。但し、甬江の寧波区間での汚染は、比較的深刻なものとなっている。

 内陸河川 総体的な水質は良好であり、Ⅰ類水質の断面が21.0%を占めており、Ⅱ類水質は52.0%、Ⅲ類水質は26.0%、そしてⅣ類水質は1.0%となっていた。

 南水北調(南方の水を北方へ調達するというプロジェクト)(東ライン) 44ヶ所の水質モニタリング断面中、このプロジェクトの水源となる長江江都(鎮江)区間、洪澤湖、東平湖そして北大港ダムの水質は比較的良く、Ⅲ類水質要求を満たしていた。その他の区間河川は、いずれも異なる程度の汚染を受けており、その主な汚染項目は、アンモニア性窒素、過マンガン酸塩そして油分となっている。

Ⅰ類   Ⅲ類   Ⅳ類   Ⅴ類   Ⅴ類以下

2.4%   14.3%  14.3%  11.9%  57.1%

南水北調(東ライン)における水質類別の割合

 湖沼・ダム

 主な湖沼における富栄養化問題は依然として際立っている。2001年は、太湖と滇池外海が中度の富栄養化状態に、巣湖が軽度の富栄養化状態にあった。

2001年度の“三湖(太湖、巣湖、滇池)”における栄養状態指数

湖沼名称

栄養状態指数

富栄養程度

太湖

60.93

中度

巣湖

58.31

軽度

滇池(外海)

66.12

中度

 太湖 100ヶ所の水質モニタリングポイント中、湖内に20ヶ所、湖を取り巻いている主な河川に28ヶ所、そして湖との境目の水界に52ヶ所となっている。前の年と比べると、その水質はほぼ横ばいとなっている。

太湖湖水の過マンガン酸塩指数はⅢ類水質に、全リンはⅤ類水質に、そして全窒素 はⅤ類以下の水質基準となっている。そして窒素とリンによる汚染が非常に深刻で、20ヶ所の湖水水質モニタリング断面中、Ⅴ類及びⅤ類以下の水質断面の割合は、それぞれに15%と85%となっており、湖水は中度の富栄養状態にある。

 湖を取り巻く主要河川と湖との境目の部分での水界汚染は非常に深刻で、80ケ所の水質モニタリング断面中、Ⅴ類及びⅤ類以下の水質となっている断面の割合が62.5%となっている。またその主な汚染項目は、アンモニア性窒素と全リンで、過マンガン酸塩指数がⅠ~Ⅲ類水質要求に符合している断面は86.3%、Ⅳ類及びⅤ類水質となっている断面の割合は、それぞれに7.5%と6.2%となっていた。

2001年度の太湖湖水における主な汚染指標値

単位:㎎/㍑

湖エリア

過マンガン酸塩指数

全リン

全窒素

葉緑素a

栄養状態指数

水質類別

五里湖

7.24

0.192

5.64

0.102

70.32

Ⅴ類以下

梅梁湖

6.37

0.153

3.94

0.047

65.92

Ⅴ類以下

西部沿岸エリア

6.26

0.119

2.71

0.039

63.91

Ⅴ類以下

湖心エリア及び東部沿岸エリア

4.73

0.073

1.35

0.018

56.37

Ⅴ類以下

湖全体の平均

5.38

0.097

2.19

0.030

60.93

Ⅴ類以下

2001年度の太湖水系における湖を取り巻く河川水質のⅢ類基準達成の割合

単位:%

評価指標

湖を取り巻く主要河川における基準達成断面

主な湖との境目の水界における基準達成断面

全体としての基準達成断面

過マンガン酸塩指数

96.4

80.8

86.3

アンモニア性窒素

39.3

11.5

21.3

全リン

57.1

17.3

31.3

モニタリング指標の総合評価

35.7

7.7

17.5

※《地表水環境質基準(GHZB1-1999)》

滇池 汚染が非常に深刻で、10ヶ所のモニタリングポイントはいずれもⅤ類以下の水質となっていた。中でも草海の汚染が特に際立っており、外海は中度の富栄養状態にあり、過マンガン酸塩指数はほぼⅢ類水質の要求に達していた。また草海は重度の富栄養状態にあり、その汚染の程度は明らかに外海よりも酷いものとなっている。前の年と比べると、その水質はほぼ横ばいとなっている。

2001年度の滇池湖水における主な汚染指標値

単位:㎎/㍑

湖エリア

過マンガン酸塩指数

全リン

全窒素

葉緑素a

栄養状態指数

水質類別

草海

12.40

1.23

13.45

0.221

82.24

Ⅴ類以下

外海

7.57

0.21

2.21

0.070

66.12

Ⅴ類以下

巣湖 湖水の12ヶ所のモニタリングポイントは、全窒素と全リンが著しく基準を超えており、いずれもⅤ類以下の水質となっていた。また過マンガン酸塩指数の方は、いずれもⅢ類水質要求に達していた。巣湖西半湖と東半湖は中度の富栄養状態にあり、湖全体での平均では軽度の富栄養状態となっている。西半湖の汚染程度は東半湖よりも明らかに酷く、また前の年と比べると、水界の汚染は一層深刻なものとなっている。

巣湖に流れ込んでいる主な河川と巣湖から出ている主な河川の内、兆河と柘皋河の水質は良好で、Ⅲ類水質となっている。また裕渓河はⅣ類水質、そしてその他の河川はいずれもⅤ類以下の水質となっている。主な汚染物質は、全リンとアンモニア性窒素である。

2001年度の巣湖湖水における主な汚染指標値

単位:㎎/㍑

湖エリア

過マンガン酸塩指数

全リン

全窒素

葉緑素a

(㎎/㎥)

栄養状態指数

水質類別

半湖

6.21

0.25

2.97

12.20

62.19

Ⅴ類以下

半湖

4.20

0.13

2.20

0.81

49.66

Ⅴ類以下

湖の平均

5.21

0.19

2.58

6.50

58.31

Ⅴ類以下

2001年度の巣湖水系における湖に出入りしている河川水質の

Ⅲ類基準に達している割合 単位:%

評価指標

基準達成断面

全リン

18.2

過マンガン酸塩指数

54.5

アンモニア性窒素

45.5

モニタリング指標総合評価

18.2

 その他の大型湖沼 洞庭湖、達ライ湖、洪澤湖、興凱湖、南四湖、博斯騰湖、白洋淀、洱海、鏡泊湖及び洪湖という10の淡水湖沼の内、洱海、興凱湖、博斯騰湖及び洪湖の水質は良好で、湖水の水質はいずれもⅢ類基準に達していた。また洞庭湖、鏡泊湖及び洪澤湖の水質はⅣ類基準に達しており、白洋淀、達ライ湖そして南四湖では汚染が深刻で、いずれもⅤ類以下の水質となっている。

 都市の中にある湖 北京の昆明湖はⅢ類水質、杭州の西湖はⅣ類水質、そして南京の玄武湖と武漢の東湖、済南の大明湖はいずれもⅤ類以下の水質となっている。

 大型ダム

 北京の密雲、撫順の大伙房、吉林の松花湖、天津の于橋、湖北の丹江口、合肥の董舗、青島のラオ山、煙山の門楼、漢口の石門、そして杭州の千島湖という10の大型ダムの内、千島湖と丹江口ダムがⅠ類水質、于橋ダムと松花湖がⅢ類水質で、その他の6つのダムはいずれもⅡ類水質となっており、大型ダムの水質は総体的に良好なものとなっている。

 地下水

 全国における186ヶ所の主な地下水水位モニタリング都市及び地区の内、63の都市と地区で地下水水位が幾分上昇しており、そのエリアの占める割合は34%で、前の年よりも10%近く増えている。しかしながら地下水水位の総体的な発展傾向は依然として下降が主となっており、下降エリアの割合は62%にも上っている。

 全国の大部分の都市及び地区における地下水の水質は総体的にかなり良く、一部である程度の点状又は面状汚染を受けている。また一部の指標がその基準を超えており、その主な汚染指標には、鉱化度、全硬度、硝酸塩、亜硝酸塩、アンモニア性窒素、鉄、マンガン、塩化物、硫酸塩、フッ化物、そしてpH値等がある。そして北方都市の地下水汚染が南方都市よりも酷く、基準超過率が高くなっている。また三窒素汚染が全国各地区においていずれも目立っており、その他、鉱化度及び全硬度の基準超過は主に東北、華北、西北そして西南等の地区に、鉄及びマンガンの基準超過は主に東北と南方地区で見られている。

 廃水と主な汚染物質の排出量

 2001年の全国における工業及び都市生活廃水の総排出量は428.4億トンで、前の年よりも3.2%増加している。そしてその内、工業廃水の排出量は200.7億トンで、前年よりも3.5%、都市における生活汚水の方は227.7億トンで、前年よりも3.0%増加していた。また廃水中の化学的酸素要求量(COD)の総排出量は1,406.5万トンと前年よりも2.7%ほど減少している。その内、工業廃水中のCOD排出量は607.5万トンと、前年よりも2.7%減り、生活汚水中では799万トンと、前の年よりも8.0%ほど増えている。

2001年における全国での工業廃水排出基準達成率は85.6%で、その内重点企業における基準達成率は86.9%、非重点企業における基準達成率は73.9%となっている。

措置と行動

 “三河川(淮河、海河、遼河)三湖(太湖、巣湖、滇池)”水質汚濁防止“第九次五ヵ年”計画の実施状況調査 国家環境保護総局では、国家発展計画委員会、建設部、水利部、農業部、交通部、国務院法制オフィス、そして国家旅游局といった8つの部門と共同で、2001年2~3月にそれぞれ淮河、海河、遼河、太湖、巣湖、そして滇池における水質汚濁防止“第九次五ヵ年”計画の実施状況についての全面的な調査を行っており、その実施状況は総体的に良好であった。

 “三河川(淮河、海河、遼河)三湖(太湖、巣湖、滇池)”水系における水質汚濁防止“第十次五ヵ年”計画の作成 国家環境保護総局では、三河川(淮河、海河、遼河)三湖(太湖、巣湖、滇池)”水系の14の省、自治区、直轄市そして国務院という20近い関連部門を組織して、淮河、海河、遼河、太湖、巣湖及び滇池水系における水質汚濁防止“第十次五ヵ年計画”を作成している。そしてその内の太湖における水質汚濁防止“第十次五ヵ年”計画は、すでに国務院の承認を経て実施されている。

 太湖における水質汚濁防止の強化 温家宝副総理が太湖水質汚濁防止指導者グループ第三回業務会議を主宰召集しており、太湖“第九次五ヵ年計画”水質汚濁防止業務に対する総括を行い、また併せて“第十次五ヵ年計画”業務に対する手配を行っている。また国家環境保護総局では、監察部と共に太湖水系行政監察制度を確立させ、太湖情報専門報告制度を実施して、不定期に太湖水質汚濁合同会議のメンバー機関にその汚染処理進展状況を公表している。

 長江三峡ダムエリア水質汚濁防止計画の実施 2001年8月に国務院の関係部門と湖北省、重慶市、四川省、貴州省、そして雲南省の関係指導者から成る国務院三峡ダムエリア水質汚染防止指導者グループが設立され、《三峡ダムエリア及びその上流における水質汚濁防止計画》を起草、制定し、国務院の承認を受けて実施に移されている。

 南水北調(南方の水を北方に調達するというプロジェクト)事業の前期業務 東ラインと中央ラインの水調達プランを制定し、国務院の指導者に“まずは節水をして、それから水の調達をする;先に汚染処理を行って、それから水を通す;先に環境保全を行って、それから水を使う”という原則を提起して、併せてその汚染処理計画を作成している。

 扎龍湿地応急水調達事業への着手 扎龍湿地の旱魃・水不足を緩和して、湿地の生態環境を緊急に救うため、水利部門では水利事業を利用して、臨時の水補給措置を講じ、2001年の夏・秋二シーズンに渡って扎龍湿地に水を補給している。