前書き

 2002年3月10日、中央人口・資源・環境業務座談会が北京にて開かれた。そして、江沢民中共中央総書記・国家主席がこの会議の司会を務め、併せて重要講話を発表した。

 朱鎔基国務院総理が第3期中国環境発展国際協力委員会の外国側代表と会見した。

 2002年、中央は“両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)”の期間中に、人口・資源・環境業務座談会を連続して6回開き、環境保全総括報告を聞くと共に、環境保全業務をより一層強化することについて重要な戦略配置を行っている。第16回党大会の報告の中でも、新世紀における環境保全業務に対してはより高い要求を出しており、環境保全を小康社会(暮らしにいくらかゆとりのある社会)の全面的な建設のための総体目標に盛り込み、併せてまた持続可能な発展能力の増強と生態環境の改善とを小康社会(暮らしにいくらかゆとりのある社会)の全面的な建設のための四つの重要な目標の一つとすることを明確にしており、環境保全にこれまでになかった千載一遇のチャンスと厳しい挑戦とがもたらされることとなった。また国務院では年明けに第五回全国環境保全会議を召集して、《国家環境保全“第10次五ヵ年”計画》を確実に実施することとし、“第10次五ヵ年計画”期間における環境保全業務の目標とその任務を明確にしている。

この一年、国民総生産前年比8%アップ、人口自然増加6.45‰という情勢下において、全国の環境質はほぼ前年の水準を維持している。また廃水中のCOD排出量や廃ガス中の二酸化硫黄、煤煙及び工業粉塵の排出量、そして産業固体廃棄物の排出量はいずれも幾分減少し、“33211(「3」水質汚濁防止の重点である“3河川(淮河、海河、遼河)”、「3」同じく水質汚濁防止の重点である)“3湖水(太湖、巣湖、滇池)”、「2」大気汚染防止の重点である“2規制区(二酸化硫黄汚染規制区、酸性雨規制区)”、「1」都市環境管理の重点である“北京市”、「1」海洋環境保全の重点である“渤海”)”重点処理事業は引き続き実施されており、“三河川(淮河、海河、遼河)三湖水(太湖、巣湖、滇池)”の水質もほぼ安定していた。その他、一部の都市における大気質にも幾分の改善が見られており、生態建設においては大きな進展が見られ、生態保全力も強化されてきてはいるが、その生態情勢については楽観視することは出来ない。また七大河川水系はいずれも程度の異なる汚染を受けており、Ⅲ類水質要求を満たしているモニタリング断面はわずかに全体の3分の1もなく、とりわけ海河及び遼河流域の汚染が深刻となっている。滇池、太湖及び巣湖では窒素及びリンによる汚染が深刻で、東海及び渤海沿岸海域での汚染も比較的深刻なものとなっている。一方、都市における大気質はほぼ安定しており、三級基準を超えている都市の割合は幾分減っているが、粒子状物質による汚染範囲はかなり広がっている。また一部の都市では二酸化硫黄による汚染が深刻なものとなっている。二酸化窒素については、全ての都市で国家大気質二級基準を達成している。酸性雨エリアの範囲とその汚染程度については安定しているが、南方地区における酸性雨汚染は比較的深刻で、酸性雨規制区内における90%以上の都市で酸性雨が発生している。その他、多くの都市が軽度の騒音汚染を受けており、放射環境質については依然として天然輻射の最低水準を保っている。