固体廃棄物

状況

2003年、全国の工業固形廃棄物発生量は前年比6.3%増の10億tだった。排出量は前年比26.3%減の1,941万tだった。工業固形廃棄物の総合利用量は5億6,000万tで、総合利用率は55.8%と前年比3.8ポイントの増だった。危険廃棄物の発生量は前年比17.1%増の1,171万tだった。

全国の工業固形廃棄物の発生と処理状況     単位:万t

年度

発生

排出量

総合利用量

保存量

処理量

合計

危険廃棄物

合計

危険廃棄物

合計

危険廃棄物

合計

危険廃棄物

合計

危険廃棄物

1999

78442

1015

3880

36

35756

465

26295

397

10764

132

2000

81608

830

3186

2.6

34751

408

28921

276

9152

179

2001

88746

952

2894

2.1

47290

442

30183

307

14491

229

2002

94509

1000

2635

1.7

50061

392

30040

383

16618

242

2003

100428

1171

1941

0.3

56040

425

27667

423

17751

375

年度増減率(%)

6.3

17.1

-26.3

-82.4

11.9

8.4

-7.9

10.4

6.8

55

注:総合利用量と処理量には過年度分が含まれる。

2003年、全国の生活ゴミ清掃運搬量は前年比8.8%増の1億4,857万tだった。このうち生活ゴミ無害化処理量は前年比2.0%増の7,550万tで、生活ゴミ無害化処理率は50.8%だった。

わらの総合利用

農業部は2003年、重点地区で農作物のわらをオートメーションで田畑に還元し利用することを、2003年に農民のために行う11事業の一つとした。北京、天津、石家庄、鄭州、西安、済南、成都、南京、上海、重慶といった10の大都市の郊外や、北京首都空港、天津空港、西安咸陽空港、成都双流空港、南京禄口空港の5つの重点空港周辺、京珠(北京-鄭州間)、滬寧、済青、西宝、成渝の5本の高速道路沿線に50の農作物わらオートメーション還元区を建設した。また、オートメーションによるわら還元田畑を66万7,000haに拡大した。

2003年、全国のオートメーションわら還元田畑の面積は1,459万haで、前年比17万9,000haの増だった。生のまま貯蔵されたわらは1億4,000万tで、アンモニア加工されたわらは5,650万tだった。わらの気化集中ガス提供工程が488ヵ所建設された。10重点省(市)のわらオートメーション還元田畑の利用面積は前年比324万ha増の930万haに上り、10省(市)の植栽面積の31%を占めた。わらの総合利用面積は1,450万haに上り、10省(市)の植栽面積の48%を占めた。

措置と行動

中華人民共和国固形廃棄物環境汚染防止法

2003年、全国人民代表大会常務委員会は「中華人民共和国固形廃棄物環境汚染防止法」の法執行検査活動を行い、同法の改正作業にとりかかった。

医療廃棄物管理条例

2003年6月16日、国務院は「医療廃棄物管理条例」を発布した。条例の実施に合わせて、国家環境保護総局と衛生部は共同で「医療廃棄物分類リスト」を発表した。国家環境保護総局は「医療廃棄物集中処理技術規範」「医療廃棄物専用包装物と容器の基準および警告表示規定」「医療廃棄物運搬車に関する技術要求」「医療廃棄物焼却炉に関する技術要求」を制定・発表した。

全国危険物および医療廃棄物処理施設の建設規格

2003年、国家発展改革委員会と国家環境保護総局は「全国危険物および医療廃棄物処理施設の建設規格」を制定し、国務院の承認を経て印刷・公布し、各地で実施した。同規格は3年かけて総合的な危険廃棄物集中処理施設を31ヵ所、医療廃棄物集中処理施設300ヵ所を建設するよう求めており、全国の危険物および医療廃棄物、放射性廃棄物の安全な処理を基本的に実現する。総投資額は150億元。

危険廃棄物処理の費用徴収制度実施と危険廃棄物処理の産業化促進に関する通知

国務院の同意を経て2003年11月18日、国家発展改革委員会と国家環境保護総局、衛生部、財政部、建設部が共同で「危険廃棄物処理の費用徴収制度実施と危険廃棄物処理の産業化促進に関する通知」を発布した。

「毒鼠強」の回収特別取締活動

「国務院弁公庁による『毒鼠強』特別取締活動実行に関する通知」(国弁発[2003]63号)の方針を着実にするため、国家環境保護総局は全国「毒鼠強」特別取締活動の方案を定めた。「毒鼠強」廃棄処分の方案と技術要求を発表し、各省級の環境保護局が定点処理企業42ヵ所を認定するよう指導した。また、全国で「毒鼠強」の安全処理に関する大規模な検査を実施し、各省で回収した劇毒殺鼠剤の95%以上を廃棄した。

三峡ダム水底の清掃

2003年の三峡ダム蓄水を前に、国家環境保護総局は三峡ダム水底の清掃活動に対して連合で法執行監察を行った。

輸入廃棄物の環境管理

2003年、国家環境保護総局と税関総署、香港環境保護署、香港税関は初めて、大陸部と香港の廃棄中古電器密輸を叩く共同活動を行った。違法な中古電器品の密輸案件8件を調査摘発し、中古電器品1,256件、環境保全に不合格の廃金物雑品30t余りを差し押さえた。

化学製品の輸出入に対する環境管理

2003年は有毒化学品輸出入環境管理登録証98件を審査・発行した。「有毒化学品輸入環境管理通過承認通知書」4,922件、輸出通過承認通知書1,200件を発行した。登録輸入量は50万tで、輸出量は5万1,000tだった。国家環境保護総局と税関総署は共同で「硫化水銀を『中国禁止・厳格制限有毒化学品リスト』に組み入れる事に関する公告」を発布した。

都市環境衛生・クリーンアップ活動  

2003年末までで、都市の道路清掃クリーンアップ面積は24億7,880万㎡に上った。このうち、機械による清掃面積は4万223㎡で、清掃率は前年より0.1ポイント高い16.2%だった。年間で清掃・運搬した生活ゴミ、し尿は1億8,332万tで、大・中都市ではゴミ、し尿は基本的に発生したその日に清掃されている。