状況
中国は国土が広く、自然気候条件が複雑なため、植物の種類が多く、森林資源が豊富で、森林類型も多様であり、顕著な地帯的分布の特徴を有している。中国の北から南にかけての森林の主な類型は、針葉樹林、針広混交林、落葉広葉樹林、常緑広葉林、モンスーン林と熱帯雨林で、独特な森林景観を形成している。
中国の森林面積は世界第5位で、森林蓄積量は世界第6位、人工林の面積は世界第1位である。第6回全国森林資源精査(1999~2003年)の結果によると、全国の森林面積は1億7,490万9,200haで、第5回全国森林資源精査(1994~1998年)に比べて1,596万8,300ha増加、森林被覆率は18.21%で、第5回全国森林資源精査に比べて1.66ポイントアップした。生立木総蓄積量は136億1,800万㎥、森林蓄積量は124億5,600万㎥である。一人あたりの森林面積は0.132haで、第5回全国森林資源精査に比べて(0.128ha)0.004ha増加した。林木の年平均純成長量は4億9,700万㎥、年平均伐採消耗量は3億6,500万㎥である。
病虫害 2006年は、全国において林業有害生物がやや多く発生した年であり、発生面積は1,097万haで、前年同期に比べて20%増加した。このうち虫害は828万ha、病害は104万ha、鼠・兎による害は165万haだった。この他、森林有害植物の発生が30万haとなった。
森林火災 2006年、全国で発生した森林火災は合計8,170件だった。このうち、森林火災[1]、一般森林火災[2]、重大森林火災[3]、特大森林火災[4]はそれぞれ5,467件、2,691件、7件、5件だった。森林火災による被害総面積は56万2,300haで、森林被害面積は40万8,300haだった。損失された成木蓄積量は1,001万9,700㎥、損失された若木の数は1億3,800万本、その他の損失は現金換算で5,374万9,500元、鎮火の費用は約2億4,049万4,800元に上った。森林火災による死傷者は102人、このうち、軽傷、重傷、死亡人数はそれぞれ18人、43人、41人だった。
措置と行動
【六大林業重点事業建設】 2006年の六大林業重点事業における造林面積(人工林および空中播種による造林)は179万700haで、全国の造林総面積(271万7,900ha)の65.89%を占めた。新規封山育林面積は131万6,200haだった。
【天然林資源保護事業】 各種公益林の建設95万1,700haを完了した。このうち、人工造林が6万8,200ha、空中播種による造林が15万6,000ha、新規封山育林が72万7,500haだった。森林管理・保護面積は9,837万7,200haに達した。
【退耕還林事業】 退耕還林任務120万4,300ha(北京・天津砂塵嵐発生源整備事業の退耕還林8万9,600haを含む)を完了。これには、人工造林は104万8,500haで、退耕地の造林26万8,900ha、林に適した荒れ山・荒れ地の造林77万9,600ha、新規封山育林15万5,800haが含まれる。1999~2006年の全国の退耕還林任務の完了は累計3億5,300万ムーに達した。このうち退耕地の造林は1億3,800万ムー、林に適した荒れ山・荒れ地の造林は1億9,500万ムー、封山育林は2,000万ムーで、中央はこれまでに累計1,300多億元を投入した。
【北京・天津砂塵嵐発生源整備事業】 整備任務86万3,300haを完了した。このうち造林は41万6,000haで、これには人工造林13万5,900ha、空中播種による造林8万3,800ha、新規封山育林19万6,300haが含まれる。草地整備面積は30万6,500ha、小流域総合整備面積は14万9,000haだった。水利関連施設1万4,000ヵ所の建設が行われ、この事業に伴う住民の移転は2万8,500人、5,063戸に及んだ。
【三北および長江流域など防護林システム建設事業】 営林・造林任務61万5,400haを完了した。このうち人工造林は34万3,400ha、空中播種による造林は1万7,300ha、新規封山育林は25万4,700haで、低生産・低効率の防護林改造は1万8,300haに達した。
【重点地区早生多収穫用材林基地建設事業】 早生多収穫用材林の造林面積は1万3,700haに達した。このうち、荒れ山・荒れ地の造林は9,100ha、跡地の造林面積は1,100ha。この他、改造を行った面積は1万9,300haに達した。
【野生動植物保護および自然保護区建設事業】 2006年末現在、全国の林業部門が設立・管理を行った自然保護区は1,740ヵ所、面積にして1億2,100万haに達し、国土面積の12.6%を占める。林業部門が設立した1,740の自然保護区のうち、野生動植物類の保護区は357、森林生態類は1,120、湿地類は233ヵ所、砂漠類は30である。全国で27の自然保護区が「国際重要湿地リスト」に、18ヵ所の自然保護区が世界自然遺産に登録されている。
田園都市の創設および中国住環境賞
2006年末現在、既に97都市(区)が「国家田園都市(区)」に、10の県城[5]が「国家田園県城」に指定されている。
2006年末までに、深セン[6]、大連、杭州、南寧、石河子、青島、アモイ、三亜、海口、煙台、揚州、威海、紹興、張家港の14都市が「中国住環境賞」を、有193都市またはプロジェクトが「中国住環境モデル賞」を、35都市が「中国住環境賞(水環境整備優秀モデル都市)」を獲得している。
環境保全産業の発展
推算によると、2006年、全国で環境保全関連産業を展開する規模以上の事業所(全国の国有企業および年商200万元以上の非国有企業または事業団体)は約1万2,500に上り、総従業員数は約170万人、年商総額は約6,000億元、実質ベースでの利益は約520億元、納税総額は約450億元に達する。
2006年、412の事業所が環境保全施設運営資質証書を獲得した。年末の時点で、全国の証書獲得事業所は累計で786、単項目での獲得は1,076に達し、このうち生活汚水が305、工業廃水が492、脱硫黄・ばい塵が48、工業排気ガスが31、生活ゴミが31、固体廃棄物が43、自動連続モニタリングが126だった。委託運営項目は2,000を超える。
2006年は水質汚染処理製品、大気汚染処理製品、騒音および振動抑制製品、固体廃棄物処理製品、環境モニタリング機器・設備、環境保全素材および薬剤の6大製品の認証を行い、合計144企業の172の環境保全製品に認証が与えられた。
2006年、国家環境保護総局は財政部と合同で『環境マーク製品の政府購買実施についての意見』および『環境マーク製品政府購買明細』を発行し、各レベルの国家機関、事業所および財政資金を利用して購買を行う団体組織に対し、環境マーク製品を優先的に購買するよう求めた。2006年末現在、中国は家電製品、事務用品、日用品、繊維製品、建築材料などの分野で56種類の環境マーク製品の認証を行い、合計1,366企業の2万1,000余りの規格製品が中国環境マークを獲得している。
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[1]火災による森林被害面積1ha未満またはその他の林地(疎林地、潅木林地、未成林造林地)での火災を指す――訳注。
[2]火災による森林被害面積が1ha以上100ha未満の火災を指す――訳注。
[3]火災による森林被害面積が100ha以上1,000ha未満の火災を指す――訳注。
[4]火災による森林被害面積が1,000ha以上の火災を指す――訳注。
[5]=県の人民政府所在地――訳注。
[6]土に川――訳注。
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